ゴム紐症候群 (2)

「ゴム紐症候群」の続きです。

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南天

多くの病気の原因?

昭和30年代の初めころからゴム紐の使用が広く行われるようになったのではないか、と見元医師は書いています。1960年前後ですね。私は1947年の生れで、幼児のころどんな下着を履いていたか記憶がありません。しかし小学生のころ(1953年から)には、ゴムのパンツを履いていたと思います。都市では早かったのかもしれません。欧米ではもっと早くからゴムの使用が始まっているらしいが、今となっては詳しいことが分かりません。(調べれば分かるかもしれません)

で、それ以前になかった病気がどんどん増加するようになったのではないか、というのが見元医師の意見です。例としてグラフが上がっているものには、次のような疾患があります。確かに罹患率がどんどん上がっている。

虚血性心疾患、大腿四頭筋短縮症、痛風、ベーチェット病、川崎病、サルコイドーシス、アミロイドーシス、強皮症、皮膚筋炎、特発性心筋症、大動脈炎症候群(p.60-61)

その他「ゴム紐による症状のいろいろ」という表に挙がっている症状は驚くほど種類が多い。参考までによくありそうな症状を書き出してみましょう。人によって出る症状が一定ではない、ということです。

皮膚がかゆい、結膜充血、口内炎、腹痛、朝のこわばり、筋痙攣、筋拘縮、関節が腫れる、顎関節症、脊柱が曲がる、よくころぶ、痰が出る、便秘、手足が冷える、しびれ、前立腺がはれる、陰部のただれ、流早産、生理痛、高血糖、手足のむくみ、梗塞、タンパク尿、リンパ腺がはれる、自閉症、耳鳴り・・・(p.103)

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カカオの実

民族衣装にはストレスがない

身にまとうゴム類が様々な悪さをしているという意見が正しいとして、ではどうすればいいか。要するに対策編です。これについて見元医師はくわしく書いていません。ゴム紐を除去すると書いてあるが、今一つよく分からない。そこで考えられる方法を羅列してみることにします。(これはあくまで頭の中で考えたことで、これが優れた方法であると主張するものではありません)

(1) 昔に戻る。つまり着物の時代に戻る。ふんどし、腰巻。見元医師は、「民族衣装には胃疾患やストレスはない」と聞いた、という。(p.7-8)堂々とした見事な対策。

(2) 簡易なものでは越中ふんどしを付ける手もある。男性用・女性用の越中ふんどしがネットで買える。

(3) 読者から教えていただいたのは「FUNPAN フンパン」。ゆるいゴムが 使われているが、皮膚には当たらないという。男女とも使える。同じ様な製品が他にもある。ネットで探してください。

(4) とりあえずの対策としては、ゴム紐を継ぎ足して、ゆるゆるにする。(実は私自身、寝るときにきつい下着をつけているのが嫌で、寝るときは下着をつけていません。昔からパジャマはゴムがゆるゆるのスタイル)

(5) You Tubeで紹介されていたのは、2サイズ大きいものを履くこと。  → ユーチューブへ

(6) 私の好みですが、下着や靴下のゴムは必要以上にきついものが多い。例えばゴムが2本入っているものなら、1本をはさみで切ってしまう方法もある。1本で十分(まだきつい)。あとは切るなり、穴を開けるなり、紐に取り換えるなり、各人の工夫。

(7) 見元医師の意見にどれだけ根拠があるか疑わしいので、何もしない。現に、自分はパンツを履いているが、健康そのもので何の問題もない ── 。おそらく従来、多くの人がとって来たのはこれでしょう。ばかなことを、と、手ひどい批判を受けたことがあると、見元さんは書いている。

もっと知りたい人は

それで、どうするかはあなた次第です。この本を読んでみたいという人は、高知の見元病院へ問い合わせてください。

見元良平(1917-1990) 『健康であるために──ゴム紐症候群について』 (高知見元病院、1977年5月、1,500円)

ネットの古本で買えないかと探したが、見つけられませんでした。念のため。  →【続き】

( 2014. 03 初出 )