逆・健康法

普段と逆の動きをすると、健康になるという健康法はいかがでしょうか。

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いつも逆の動きを

世の中に「健康法」と称するものが数多くあります。例を上げる必要もないほどですね。そこへ私がもう一つつけ加えるのもどうかと思いつつ、こんなのはどうでしょうか。題して「逆・健康法」。

からだに悪いことをし続けるなどという反語のような「健康法」ではなくて普段、無意識でやっていることの「逆」をやってみるという「健康法」です。例えば、朝でかける時に玄関で靴を履く。どちらから履くかが決まっている人が多いことでしょう。それを意識して逆にやってみようというわけです。

なぜこんなことを考えたかといいますと、どうやら人の体が歪んでくるのは体が捻れてくるからではないか、と考えたからです。捻れが根本にある原因であれば、逆に捻ることで改善するはずです。

これまでも坐る時にどちらの脚を前に出すかに気を付けてみました。すると次第に左右どちらでも違和感なく出来るようになってきました。このようなケースがいろいろあるはずです。

例を挙げてみましょう。

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チコリ

意識的に逆に動かす

● 靴を履く時に左足から履く人は、しばらく右足から履くようにして、その癖をつける。靴下やズボンも同じことです。右足から履く人はこの反対です。

● 上着を着る時に右腕から始める人は、左腕から始めるようにする。そしてその癖をつける。左腕から始める人はこの反対です。

● ドアを開ける時に右手で開ける人は、左手で開けるようにしてみる。癖になるくらいまで続けてみる。左手のひとはこの反対です。

● 鞄を右肩にかける癖のある人は左肩にかけるよう注意する。左でも右でも同じようにできるまで繰り返す。左肩にかける人は反対にしてみる。どちらでも同じようにできるまで繰り返す。

● 腕をくむ時に右腕が前になる人は、左手が前にくるようにしてみる。何かおかしな感覚があるでしょうが、それは体が捻れているからです。ですから逆に捻ることで、次第におかしな感覚が消えていくはず。もちろん左腕が前という人は、反対にしてみる。

● 両手の指を組むときも、違和感のある方をやってみる。そのうちに違和感が減っていくはずです。

● 駅で電車を待っているとき、左脚で立っている人は、右脚で立ってみる。ときどき左右を反対にする。あるいは両脚を平等に立ってみる。

● 寝床から起き上がるときに左側から起きる人は、しばらく右側から起きるようにしてみる。あるいは寝方を逆にしてみる。ベッドの人も同じ。正面に起きるという人は、捻れが少ないのかもしれません。

● マウスを右手で操作する人は、左手で操作するように変更してみる。PCのスタートに検索窓がありますね。そこに「マウス」と入力してエンターを押すと、マウスのプロパティが出てきますから、左右を逆にする設定に変更すればいい。ただ、仕事でPCを操作している人は、これをやると、かなり効率が落ちるでしょうから、無理におすすめはしません。

● 階段をあがる時にどちらの足から出すかが決まっている人は、逆側の足を出すようにしてみる。降りるときも同じです。

● ぶつかる恐れのない広いところで後ろ向きに歩いてみる。これは左右の偏りを是正するというより、前後の改善になるのでしょう。

● いつも道路の片側を歩いている人は、逆側を歩いてみる。たいていの道路は端が少し下っていますから、毎日同じように歩くのは歪むもとです。右に行ったり左に行ったり、いろいろしてみるのがよい。でも人通りの多い道は「右側通行」の表示がないかぎり、例外なく左側通行になっていますから、それに逆らって歩くのは難しい。商店街などは、端がほとんど下っていないでしょうから、気をつけなくてもいいかもしれません。

shichidanka
七段花

捻れないように

ざっと、こんな感じです。ほかにも考えればいろいろあるでしょう。どれも左右が同じようにできるようになれば、それで終りです。それ以上やると、今度は逆側へ捻れて行くことになりますから。

たいていの人は右利きまたは左利きで、どちらか偏りがありますから、捻れが起きるのは宿命だと考えていいかもしれません。でも、できることなら、左右おなじように使えるに越したことはありません。そのためには、ふだんから上のようなことに気を付けていればいいことになります。

真向法というのがありますね。ひょっとすると、あれは左右どちらかに偏りがちな身体に、左右平等の癖をつけるための体操なのかもしれません。でも、この逆・健康法ならさしたる努力を要しません。いつでもどこでもできますから、どうぞお試しください。

( 2014. 05 初出 )